パリのマルシェ(市場)

パリにはあちこちにマルシェがあります。曜日が決まっていて、開催される地域によって、雰囲気も変わります。

私が大好きなのは毎週日曜日に開かれる、ラスパイユのビオマルシェ

ここで売られているものはすべてBIO(オーガニック)の製品です。もちろんお野菜や果物。チーズやパン。石けんやコスメなどもあります。
初めて訪れた時は2008年、まだ小規模で売られているお野菜も虫食いがあったり、あまりきれいとは言い難いものでしたが、だからこそ、有機栽培なんだなっと実感。フランスは農業大国だけあって、冬に訪れてもマルシェには果物や野菜がいっぱいあります。

しかし、2011年に再び訪れたら、ビオマルシェ、規模も格段に大きくなっていました。そして、驚いたのはお野菜の様子です。どれもピカピカ、ツルツルのきれいなものばかり。たった3年でオーガニック野菜もこんなに良くなってしまうのか。と感心してしまいました。

きれいに山積みされていますが、1個からでも、ほんのちょこっとでも買えます。言葉は通じなくても、「これくらい?」と見せてくれるので、「もっと」とか「OK」とか言いながら、ちょこちょこ少しずつお買いものします。

フランスではいつもキッチン付のホテルかアパルトマンを借りるので、市場で買ってきたお野菜で料理して食べるのが一番のリフレッシュタイムになります。大好きな芽キャベツと玉ねぎ、ニンジンなどをオリーブオイルで軽く炒めてからお水を入れて、煮立ったら、塩コショウ、隠し味にお醤油を少々で、すっごく簡単野菜スープが出来るのですが、これがびっくりするほどおいしくて、「私、天才かも?」と思ったのですが、日本に戻って同じように作ってもまったく同じようにはいきませんでした(笑)

野菜の味が濃いのだと思います。しかも、芽キャベツが日本ではあまり見かけません。冷凍のものを見つけて食べてみたら苦くてびっくりしました。フランスの芽キャベツはとっても甘いのです。

ナッツやドライフルーツの量り売りもあります。オーガニックのレーズンなども手ごろな価格で売っています。

そして、オーガニックコスメやエッセンシャルオイルを売っているお店。お店のマダムは英語が話せるので、お肌の事を相談すると、1つ1つ丁寧に説明してくれます。ここのローズウォーターやネロリウォーターもすっごく良い香りで大好きです。ネロリの精油など、びっくりするほどお安いお値段で手に入ります。

ただ、2011年に訪れた時にはこのマルシェの日本人率、非常に高くなっていました。3分の1くらいは日本人(笑)ガイドブックにも載っていますし、人気があるのですね。
イエナ駅の側にある”マルシェ プレジダン ウィルソン”は水曜と土曜に開かれます。ここの市場はお野菜も果物もピッカピカ新鮮できれいです。友人に勧められて訪れて,その質の良さと品揃えに感動して以来、よくこの市場にも足を運びます。

ここには”絹さやえんどう”や、”もやし”まで売っています(笑)しかも、ここの”もやし”日本のようにパックに入っていなくて、乾いています。好きな分だけ紙袋に入れてくれるのですが、あまり痛まず、日本のものより長く活用できる気がします。ポロねぎと絹さやで普通においしいお味噌汁が出来ますし、野菜スープにもやしもたっぷり入れられます。 


11区を土曜日にブラブラしていて偶然見つけた市場。おいしい匂いに引き付けられて発見しました(笑)こじんまりとしていて庶民的な、ある意味普通に地元の人たちがお買いものする市場でした。屋根付きなので、お天気が悪くてもお買いものしやすいですし、なんといっても、ここの特徴は食材だけでなく、食べ物屋さんが多いこと。

そば粉のクレープ屋さんが大繁盛していました。ちょうどお昼時でしたので、順番待ちの行列が出来ていて、おじさんが忙しそうにクレープを焼いていました。クレープの上に卵やチーズ、野菜もかなり乗せて作っています。お食事のようなクレープです。外にはちょっとしたテーブルとイスもあり、座って食べられるようになっていました。そのお隣はケバブ屋さんで、ここからいい匂いがプンプン漂っていました。

ファミリーやお友達同士など、みなさんわき合い合い楽しそうにランチを楽しんでいる様子が とっても良い雰囲気のマルシェでした。


マルシェをブラブラして、外国ならではの変わったお野菜や、ピカピカのフルーツを眺めるのが大好きです。あの、並べ方も購買欲をそそります。
フランスのお野菜は本当においしいです!!料理の苦手な私でも、天才!?と思うほど、フランスではいつもおいしい料理が作れるような気がします。マルシェでお買い物をしたいからこそ、わざわざキッチン付のお部屋にします。それも私の海外旅行の楽しみの一つなのです。
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