ランジス市場(パリ)

パリから車で30分ほどにある卸売市場、ランジス市場は野菜やお肉、お魚、チーズ、お花に雑貨商と建物ごとに分かれ、広ーい敷地内には銀行やバス停もあり、まるで一つの街の様です。建物ごとに移動は車。

ここは卸市場ということで、入場パスが無いと入れません。見学コースなどもあるようなのですが、私は現地のフローリストさんのやっている、フラワーアレンジメントレッスンとセットになったランジス市場見学に申し込み、見学させていただきました。

お花の卸市場は、日本の市場とは違って、それぞれの生産者さんごとにブースが分かれていて、お花屋さんたちはそれぞれお気に入りの生産者さんのブースで直接仕入れるという方式。これいいと思います。これなら、価格やお花の質などを見極めて、好きなところから、仕入れることが出来ますよね。みなさん、それぞれ顔見知りのブースがあるようで、店主さんと雑談しながらお買いものしてました。それぞれのブースごとに特色があって見て回るのが楽しい。

やはり、フランスといえばローズ。どのお店にも、様々な色合いのローズがたっくさんありました。微妙なニュアンスのローズやシックなローズ。
この色合いがとってもフランスらしいなっと感心しました。日本ではあまり好きにはなれなかったカーネーションでさえ、色がシックで欲しくなってしまったほど。そして、葉物や枝物が豊富。実付きのブラックベリーのツルとか、ハスの実とか。珍しいものもいっぱいで、何時間いても足りないほどでした。
でも実は 私が興奮したのはお花の市場より、野菜の市場の方(笑)ヨーロッパならではの珍しい野菜を見るのが大好きなのです。
トマトやナンバン、紫のアーティチョークやロマネスコ。マッシュルームが箱でずらずら並んでいるのにも気分が高まりました。

ところが、ここにもアジアンな食材が。ショウガやオクラ、絹さやなど、日本の食材もかなり浸透しているのですね。

大きな米ナスや変わったキャベツ、カブ類、いくら写真をとってもきりがないほど(笑)ただ、室内のため、自然光がなくて写真はイマイチですが。一番ワクワクしたのはグロゼイユ(日本ではカレンツ?)がピカピカ光って、たくさん並んでいたこと。かわいい!!

とにかく、野菜がたくさん並んでいるのって、楽しいです!!食べたい!というよりは眺めていたい!という感じ(笑)
そして、一番のお楽しみは雑貨商でのお買い物です。ここに来ると毎回テンションが上がります(笑)ラッピング用の薄紙やリボン、鉢カバーやキャンドル、ランプ、それから、かわいい飾りがいっぱいあります。持って帰れる分だけ。。。と決めてはいるのですが、途中から止められなくなってしまい、精算が終わって、大きなビニール袋に入れるのですが、これが2つか3つくらいになって、帰りがひどいことになってしまいます(笑)

それから、市場の中には食べるところもあります。ここのカフェでの朝食は定番なパリの朝ごはんという感じ。バゲットにバターとジャム、そしてカフェオレ(笑)特別なものではないのですが、なぜかパリで食べると、ものすっごくおいしいのですよね。バターもジャムも。そして、バゲットがね、やっぱり最高なんです。一仕事終えた市場の人たちもみなさんお食事されていました(笑)
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